婚約指輪のダイヤを選ぶ際には、やはり1個石を基本において検討することをお勧めしています。
小粒のダイヤ(メレダイヤ)を多量にちりばめて、総カラット数を多くしたリングは、装飾的に豪華に見えるかもしれませんが、財産的な価値は、ほとんど期待できません。
また、のちに別のリングやネックレスなどにリフォームしようとしても、1個石が大粒でないと、再活用が難しくなります。
それゆえ、活用できる価値のあるダイヤモンドとして、カラット数(大きさ)の目安は、0.3ct以上のものを選ぶとよいとされています。
ダイヤモンド選びに悩まれた際にはまず、カラットを第一ポイントにおかれ検討を始めるとよいでしょう。
人気があるものとして、0.3ct台、0.5ct台、つぎに1.0ct台となります。
0.6ctや、0.8ctなどは、もちろんダメではございません。
しかしながら、選ばれることが少ないせいか、既成のデザインリングの種類が、他の大きさのものと比べ少ないので、デザインの選択の幅が狭くなる可能性があります。
ダイヤモンドの4Cの内、カラットの次に、カットを優先すべきでしょう。
ダイヤモンドは、カットがよければ、外から入射した光を全反射し、まばゆいばかりの輝きを放ちます。
これが乏しいと、輝きにかける上、ダイヤが白っぽく見えてしまいます。
したがって、予算の範囲で、カラットとカットをできる限りよいダイヤを選ぶことをお勧めしています。
ちなみに、ダイヤモンドのカットの種類には、さまざまありますが、なんといっても、ラウンドブリリアントカットにするべきでしょう。
このタイプを選んでおけば、かなりの種類のデザインのリングを選べます。
その他のカット種類を選ぶと、リングのデザインを選びにくいのみならず、将来的に売却するときにも再利用性が乏しいため、買取価格が低くなる可能性があります。
カラーに関しては、上級カラーであるHカラー以上のものが良いと言われます。
しかし、このクラス以上のもにものになると、肉眼では、ほぼ色の差を判別できないのが現実なので、このHカラーを一つの判断基準とするとよいでしょう。
クラリティは、VS以上であれば、光の入射や反射をあまり妨げるほどのものにはならなず、満足いただける美しさです。
VSクラス以上で選べば間違いはないでしょう。